晩夏の池ノ平湿原「三方ヶ峰」山頂へ
2018年 12月 25日
目指すは山頂「三方ヶ峰」。
森を抜け、丘を越え、湿原を見下ろしながら、山岳ルートを歩き続ける私たちです。
↑Data:Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art ■f/1.8 1/5000sec ISO100 (Click to enlarge)
2018年8月23日(木)
2歳4歳ちびっ子兄弟と歩く、晩夏の「池ノ平湿原」トレッキング。
ようやくこの地最高峰の「雲上の丘」に到着した私たちは、その展望の満足感と共に、やっと一息ついたところでした。
Canon EOS 5D Mark IV +EF35mm F1.4L II USM ■f/9 1/160sec ISO100 (Click to enlarge)
この山頂感たっぷりの丘からは、「池ノ平湿原」の様子もよく眺められるようになっています。
Canon EOS 5D Mark IV +EF35mm F1.4L II USM ■f/9 1/320sec ISO100 (Click to enlarge)
反対側の西~西北の方角には、連なる日本アルプスの山々や
Canon EOS 5D Mark IV +EF35mm F1.4L II USM ■f/9 1/320sec ISO100 (Click to enlarge)
雲に覆われた「湯ノ丸山」などの光景も広がっていました。
Canon EOS 5D Mark IV +EF35mm F1.4L II USM &Speedlite 580EX II
■f/1.4 1/6400sec ISO100 (Click to enlarge)
ちびっ子たちには達成感と満足感が溢れていましたが、まだここが山頂じゃないんですよね。
Canon EOS 5D Mark IV +EF35mm F1.4L II USM
■f/8 1/400sec ISO100 (Click to enlarge)
でもまあ、楽しそうに戯れていたので、そのままちょっと休憩します。
Canon EOS 5D Mark IV +EF35mm F1.4L II USM
■f/8 1/250sec ISO100 (Click to enlarge)
私が辺りを眺めている間も、ちびっ子兄弟はずっとはしゃいで遊んでいました。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art ■f/9 1/320sec ISO100 (Click to enlarge)
この標高2000mの湿原は、数十万年前には火山活動をしていた火口原だそうです。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art ■f/9 1/250sec ISO100 (Click to enlarge)
今では火口の面影はありませんが、天空の湿原という雰囲気になっていますね。
この湿原に咲く高原植物の中には、3000m級の山岳地帯に生息する植物も混在しているとの事で、
ピークの時期には実に見応えのある花の宝庫となるそうです。
私たちが訪れた晩夏は、すでにその見頃を過ぎてしまっているのですが、果たして湿原の中の様子はどうなっているのでしょうか。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art ■f/8 1/320sec ISO100 (Click to enlarge)
広い頂上「雲上の丘」で、ゆっくりと休憩した私たち。
叶うなら、いつまでもここに居たいような気分になる、とっても気持ちの良い見晴らしの丘でした。
Canon EOS 5D Mark IV +EF35mm F1.4L II USM &Speedlite 580EX II
■f/1.4 1/1000sec ISO100 (Click to enlarge)
さて、9:40。「雲上の丘」を出発しますが、ここからFuhはキッドキャリーで私に背負われるようになります。
Canon EOS 5D Mark IV +EF35mm F1.4L II USM &Speedlite 580EX II
■f/1.4 1/500sec ISO100 (Click to enlarge)
しばらくは、Akiと2人のハイキング。
次第に深い森の中へと入って行きます。
Canon EOS 5D Mark IV +EF35mm F1.4L II USM
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そして、突然現れたのはこの標柱。
「ピグミーの森」へとやって来ました。
Canon EOS 5D Mark IV +EF35mm F1.4L II USM &Speedlite 580EX II
■f/2 1/250sec ISO100 (Click to enlarge)
”ピグミー”ってなんぞ?
と思って、後で調べてみましたが・・・
「身長の低い特徴を持つ、アフリカの赤道付近の熱帯雨林に住む狩猟採集民である」という事だそうです。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
■f/1.8
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えっ?
アフリカの熱帯雨林??という感じはしませんが・・・
何となく森の小人たちが出てきそうな、そんな雰囲気はあるのかも知れませんね。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
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しばらくは、こんな森の中をどんどん進んだら
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次に分岐を「見晴岳」へと登って行きます。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
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「三方ヶ峰」とは反対側になりますが、分岐からすぐ近くなので「見晴岳」は寄って行きたいところですね。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
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張り切って歩くAki・・・のように見えますが、実はこの辺りからちょっと疲れが出てきた様子。
昨日の「美ヶ原高原」登山の疲れもあるのでしょうか。
この日はAkiもFuhも、いつもよりちょっとスタミナが無かったように思います。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
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さあ、もうすぐ「見晴岳」!
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10:02。「見晴岳」(標高2095m)へと到着しました。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
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その名の通り、さぞかし見晴らしが良いのかと思いましたが、東の方角はこんな感じで湿原は全く見えなくなっています。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
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ただ、東南から南の方角にかけては、これまで見る事が出来なかった光景が広がっていました。
あのなだらかな稜線のある場所が、これから目指す「三方ヶ峰」。
こうして見ると、まだまだ距離がありそうです。
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南の街並みの光景の先には、きっと本来なら彼方に富士山が覗いていたり、連なる山々が広がっているのでしょう。
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西側はというと、アンテナ塔が建っていたりして展望がありません。
ただ、そちらへと向かう登山道が続いていたので、ちょっと足を延ばしてみました。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
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そして、その登山道を西へと歩き進むと、地蔵峠へのルート案内の標柱があり、こんな高台が出現したのです。
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ここからは、西側に「湯ノ丸山」などの展望が。
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そこから南の方角へと向けて、気持ちの良い大展望が広がっています。
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せっかく「見晴岳」まで来たのなら
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この展望スポットまで、足を延ばさないともったいないですね。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art &Speedlite 580EX II
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この「見晴岳」からの素晴らしい見晴らしを、思いっきり堪能した私たちなのでした。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
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さて、私たちのトレッキングは、まだまだこれで終わりではありません。
立ち入り禁止の大きな柵の横を通って、次はようやく山頂「三方ヶ峰」へと向かう事になります。
ちなみに、この柵の向こう側はというと・・・
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このような土の斜面となっていて、ピーク時には高山植物の女王「コマクサ」の咲き乱れる姿が見られるそうです。
今はもうすっかり何もない土肌だけになっているのがちょっと残念な感じですが、いつかここを埋め尽くすコマクサの花を見てみたいものですね。
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さて、まだ遠くに見える「三方ヶ峰」。
あの稜線の土肌が出ているところが山頂で、私たちの目的地なのです。
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しかし、そのまま真っすぐ稜線へと歩いて行けるのかと思いきや
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一旦湿原の方へと下って行かなければならないのはちょっと悲しい。
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私的には、湿原の風景を見下ろしながら歩き続けるハイキングは、なかなか心地良いものがあります。
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ところが、Akiにはこの遠回りが、精神的に疲れを倍増させてしまったようですね。
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10:34。湿原との分岐を通過。
次第にAkiの足取りは重く、歩みは遅くなって来ました。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art &Speedlite 580EX II
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いつもなら、スタスタ進めそうな道なのに・・・
がんばれ!がんばれ!
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そして、ついにやって来た登り返し。
励まし励まし、とにかく頑張って登って行くしかありません。
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すっかり機嫌が悪くなってしまったAkiでしたが、そうこうしているうちに、ようやく山頂が近付いて来たようです。
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そして10:51。ついに山頂「三方ヶ峰」(標高2040m)へと辿り着きました。
頑張ったね~!
やっと着いた山頂に、ホッとした表情を見せていたAki。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
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しかし、気が付くと上空は暗い雲に覆われていて、すっかり天気は下り坂へと向かっています。
Canon EOS 5D Mark IV +SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art
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薄暗い雰囲気の中、ピーク時期は華やかな花畑となっているのでしょうけど、
コマクサ群生地である長い柵の向こう側には、やっぱり一輪の花も残っていません。
出発から3時間10分。
ようやく辿り着いた山頂でしたが、ちょっと残念な感じになってしまっていた「三方ヶ峰」なのでした。
NEXT>>>
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© 2018 Full of LIFE
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hidamaribenchi-me at 2018-12-27 16:50
Hideサン
この一年間のお子さん達の記録を拝見しつつ・・一歩一歩が逞しくなって、
パパ大好きとカメラに映る瞳とポーズの写真の巧さに拍手♡
ワタシまるで親戚のような気持ちでいます^^
新しい年も自然の中でいっぱい羽ばたいてほしいです♬
Hideサンが記事の中で紹介された EOS R♡\(^o^)/
興味津々に読ませていただきました。
ワタシもずっとNikon一眼レフを愛用していましたが・・・
撮るのも持つのも二重の負担になり・・機種選びに悩んだ末に
CANNONEOSKissMに乗り替えました^^
画質にも満足、軽さと使いやすさにも満足です♡
この一年間のお子さん達の記録を拝見しつつ・・一歩一歩が逞しくなって、
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画質にも満足、軽さと使いやすさにも満足です♡
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renchiyan3 at 2018-12-28 05:01
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miyabiflower at 2018-12-29 13:53
一年間Hideさんとお子さん達の旅についていったような
そんな気持ちで記事を拝見していました。
広大な自然の中のきらきらした笑顔、素敵です。
たくさんの思い出ができたのですね。
来年もまたよろしくお願いします。
そんな気持ちで記事を拝見していました。
広大な自然の中のきらきらした笑顔、素敵です。
たくさんの思い出ができたのですね。
来年もまたよろしくお願いします。
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zbjsower at 2018-12-30 13:13
つっちさん
このブログを開設してから、子どもたちも随分大きくなって来ました。
成長記録のような日記ブログとなっていますが、見ていただいて嬉しいです^^
毎回楽しい時ばかりでもありませんが、ワイワイと子どもたちと一緒に過ごしてゆけるのも、後数年かもしれないと思うと、毎日の時間が貴重に感じます。
来年も出来るだけ自然の中に連れて行ってあげたいなあ~と思っています^^
つっちさんは、Nikonの一眼レフからKiss Mに乗り変えられたのですね!
撮るのも持つのも二重の負担でしたか・・・
なるほど、確かにミラーレスのあの軽さ小ささを知ってしまうと、大きなカメラは途端に重く感じますね^^;
私もRを購入してから、一度も5D4を持ち出す事がありません(笑)
このブログを開設してから、子どもたちも随分大きくなって来ました。
成長記録のような日記ブログとなっていますが、見ていただいて嬉しいです^^
毎回楽しい時ばかりでもありませんが、ワイワイと子どもたちと一緒に過ごしてゆけるのも、後数年かもしれないと思うと、毎日の時間が貴重に感じます。
来年も出来るだけ自然の中に連れて行ってあげたいなあ~と思っています^^
つっちさんは、Nikonの一眼レフからKiss Mに乗り変えられたのですね!
撮るのも持つのも二重の負担でしたか・・・
なるほど、確かにミラーレスのあの軽さ小ささを知ってしまうと、大きなカメラは途端に重く感じますね^^;
私もRを購入してから、一度も5D4を持ち出す事がありません(笑)
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zbjsower at 2018-12-30 13:16
renchiyan3さん
いつも訪問していただき感謝しております。
子どもたちの成長記録のような日記ブログですが、少しでも楽しめて下さっているというのはありがたいです。
こちらこそ、良いお年をお迎えください。
ありがとうございました。
いつも訪問していただき感謝しております。
子どもたちの成長記録のような日記ブログですが、少しでも楽しめて下さっているというのはありがたいです。
こちらこそ、良いお年をお迎えください。
ありがとうございました。
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zbjsower at 2018-12-30 13:21
miyabiflowerさん
今年は特に、春からはというもの、
子どもたちとの登山に明け暮れていた一年だったかもしれません。
私が好きな山歩きに、子どもたちが喜んで付いて来てくれるというのもありがたい事です。
これからも出来るだけ自然の中に連れて行ってあげたいですね。
いつも私の日記ブログを見ていただいてありがとうございます。
こちらこそ、来年もまたよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください^^
今年は特に、春からはというもの、
子どもたちとの登山に明け暮れていた一年だったかもしれません。
私が好きな山歩きに、子どもたちが喜んで付いて来てくれるというのもありがたい事です。
これからも出来るだけ自然の中に連れて行ってあげたいですね。
いつも私の日記ブログを見ていただいてありがとうございます。
こちらこそ、来年もまたよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください^^
by zbjsower
| 2018-12-25 08:07
| 子連れ登山
|
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