「Canon EF16-35mm F4L IS USM」を手放す理由

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定評のある「Canon EF16-35mm F4L IS USM」ですが、手放す事にしました。





このレンズは、以前に使っていた「SIGMA 24-35mm F2 DG HSM | Art」の代わりに、

今年の6月に購入したばかりなのですが、どうも私には合わなかったようです。


そもそもこのレンズの購入のきっかけとなったのは、

山行での風景写真に24mmではちょっと物足りなく感じるようになって来たという事からで・・・


確かに、アウトドアなどでの風景写真には、超広角という画角は重宝するし、使い勝手も描写も優秀で良かったのですが、

何となくワクワクするようなところが無いので、あまり積極的に使う事が少なくなってしまったのです。


この前に使っていた、SIGMA24-35mmF2Artが、あまりにも魅力があったというのがあるのかもしれません。



EF16-35mmF4Lの描写性能に関しては、隙が無くて非常に優秀だと思うのですが、

それでもやっぱり単焦点レンズ並みの描写をする、SIGMA24-35mmF2Artには敵わないと思いました。



EF16-35mmF4Lは、画面の隅々までビシッと描写されている半面、極端な表現をすると、

線がちょっと太いというか、画面が塗り絵みたいな二次元的な印象になりやすい気がするんですよね。


弱点が無くてまるで優等生のような写りをするレンズなのですが、どうもその描写には面白さが感じられません。



そして、何と言っても開放F値が4というのは、私には物足りなさ過ぎました。


超広角レンズだし、そこまで明るいレンズは必要ないかなあ~と思って、

F2.8LⅡより画質が優れているというF4Lにしてみたのですが、


最初に子どもを試し撮りをした時点で、その物足りなさは顕著に感じ、

普段の家族スナップなどには、極力使いたくないと思うレベルのボケ加減だと思いました。



これまでの愛用レンズが、F1.4やF2レンズだったという事もあるのですが、

描写力がいくら優れていても、F4のレンズだとこんなにも普通になって、面白くなくなるとは思っていませんでした。



レンズを使う時に、ワクワクするようなものが無く、

これじゃないと撮れないから仕方なく使うというような感じになっていて、

一番撮影機会が多い家族スナップにおいては、ほとんど出番がなかったんですよね・・・








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しかし、このレンズを使って、物凄い衝撃を受けた事もあります。


それは今まで使った事が無かった手ぶれ補正機能(IS)の存在です。


使ってみると、それは本当に便利で、まさに目から鱗の状態でした。


このISのおかげで、機動力と撮影の幅が何倍にも広がり、

薄暗い場面とか朝夕の時間帯とか、とっさに歩きながらシャッターを切ったりしてもしっかり撮れていたりとか、

これまで撮れずに諦めるような状況でも、こんなにも簡単に写真が撮れてしまうという驚きと素晴らしさは、

一度味わってしまうと、もう元には戻れないように思います。


単焦点より暗いという弱点のあるズームレンズは特に、

手ぶれ補正機能がある事で、途端に物凄く便利になるんだなあ~と、つくづく思ってしまいました。










さて、

そんな訳で、このEF16-35mmF4Lを下取りに出して、これに代わるレンズを購入する事に決めたのですが、

私が次に求めるレンズとしては・・・


●登山に持っていけるレンズ

●超広角レンズで、家族スナップなどにも使える35mmくらいまでのテレ側を確保している事

●開放F値は出来るだけ明るいF2.8

●手ぶれ補正機能が付いている事


という事となりました。



そんな中、実はひそかに、新発売される「Canon EF16-35mm F2.8LⅢ IS USM」に期待していたのですが、

手ぶれ補正機能が付いてなかったんですよねぇ~;

そして、お値段もⅡ型からぐっと値上がりしていて、ISが無いのにそこまで無理して買いたいと思う魅力に欠けます。




なので、テレ側を少し妥協する事になりますが、

「TAMRON (タムロン) SP 15-30mm F2.8 Di VC USD/Model A012E」を選んでみようかと思っています。


フィルターが付けられない出目金レンズなのが、登山では気を遣うところではありますが、

重さに関しては、以前SIGMA24-35mmF2Artを常用していたので、そこまでは苦にならないかも?という期待。


描写に関しては、実際に使ってみないと何とも言えないけれど、

ニコン14-24mmF2.8という神レンズに迫るレンズだという噂もあるので、期待出来るのではないかと思います。


今度こそは、ワクワクして使えるレンズである事を願うばかりです。









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結局、約4カ月間で数回しか使わなかった「Canon EF16-35mm F4L IS USM」


色々と不満点などを散々書きましたが、使いやすくて弱点の少ない、非常に優秀なレンズだとは思うので、

必要とされる人の元に行って、是非とも大活躍して欲しいと思います。









Canon EOS 5D Mark II +SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art

Commented by うるるんjr at 2016-10-08 22:59 x
撮れる写真の面白さとかボケ具合とか・・・なんとなく分かるようですが、
自分には及ばないレベルだなぁと思うのが素直な感想です。
いつも拝見している写真はどれも素敵だなぁと拝見しているのですが、
”同じ対象でもこのくらい違うよ。” という例があると
分かりやすいのですが、チャンスがあったらアップをお願いします。

ニコンの14-24はそのように言われているのですか?
あと二つのズームレンズの3本が大三元とは聞いていましたが
ちょっとほしくなりましたw
Commented by sa2ki-h6 at 2016-10-09 06:42
ついに手放すんですね~、16-35。
4ヶ月ですか!
でも見切りが早いところがさすがです。
超広角レンズが欲しい!ってところに山男のHideさんらしさを感じます。
私が16-35を使うとしたら、建物バックのポートレートくらいかなぁ。
全景が入らずに悔しい思いをしたことが多々あるので。
でも今のところ24-70で何とかなってます。
と言うか、欲しいと思っても買えないし(笑)
ボディーも欲しいなぁ。
物欲は尽きません。
Commented by zbjsower at 2016-10-09 19:10
うるるんjrさん

改めて過去写真などを見直してみたのですが、同一条件の分かりやすい写真は見当たらなかったので・・・ちょっとUP出来なくて申し訳ありません。
山などで絞り込んだ風景写真などでは、35mmArtと比べても、一見ほとんど差は分からないくらいに素晴らしい描写をしてくれます。
ただ、RAW現像していると、16-35F4の方は、トーンカーブなどをちょっといじるだけでも絵がおかしくなりやすく、24-35Artと比べても、その辺の表現出来る幅の深みのようなものが乏しく感じました。
そして、F4というのは、ボケを生かすような撮影は難しく、やっぱり普通っぽい描写になってしまうのが、私には常用するレンズになり得なかったところでしょうかね・・・

ニコン14-24mmf2.8は、かなり評価の高かったレンズで、一部では神レンズなどと言われていたと聞きます。
タムロン15-30mmF2.8は、その神レンズを一部超えてくるような描写をするという事で話題になったようですね。
Commented by zbjsower at 2016-10-09 19:30
さつきさん

性能的には欠点の少ない優等生のようなレンズで、F4という事を除けばほとんど文句のつけるところがないようにも思えるのですが・・・
そのF4という点が、どうしても気に入らなくなってしまって・・・そして、あまり愛着が湧かなかったレンズだったんですよねえ~
以前は、単で35mmがあるので、それより広い画角はズームで補おうと思っていたのですが、ここのところ、24mmF1.4あたりが欲しいなあ~なんて思うようになってきていて・・・
なんでだろう?と考えてみると、やっぱり16-35F4に満足出来てなかったからなんですよね。
そこでやっぱり、少しはボケが生かせるかも知れないF2.8が欲しいと思うようになってしまいました。
私も、ボディがちょっと古くなってきているので、もっとAFが強くて高感度が実用的なものに魅力を感じてはいるのですが・・・
それよりもまずはレンズかなあ~と思っています。
気になるレンズが多くて困ります^^;
Commented by gekko_skul at 2018-08-30 10:50
こんにちは
お話になっていることは分かります。
私の場合、塗絵というか現実感がなく人工的というか、そのような現象は今も起こります。

これは比較的キャノンのほうが起こりやすい気がしますが、かといってそのレンズで写したすべてがそうなるのではないので、なんなんでしょ?といった感じです。

逆に、シグマの24-35は一応手元にはおいてありますが、私にとっては何かが違うと感じて、現場で使うのやめたといった場面があります。

思いつくところで、以前気に入って16-35を使っていたのですが、使用中に落下させて同じレンズを買いなおしたのです、ところが何かが違うんです。
あれっ、こんな絵じゃなかったんだんだがと思いつつ、使用頻度が下がって売却してしまいました。
逆にシグマ35は3本目になるのですが、最初出てすぐに買って味気なく感じて売却、次いで何かの機会に購入してやっぱり合わないと売却、それ以来35嫌いになっていたのですが、最近用心しつつEF-f2、タムロンと買って勢いでシグマも買ったら、シグマ35はずいぶん良いが以前からこうだったかな?と。。。

同じレンズであっても、製造年月日によって数値には表れない違いがあるのかもしれない、人の好みは変わっていく、カメラが違えば出てくる絵に違いがある、それらの要素が混じっているのではないかと思います。

私見ですが、それらの中でも要素の大きなことは、屋外使用下でのレンズは万能ではなく、レンズにはエンジンと同じでスイートスポットがある。季節や時間によるケルビン値の違いや、光量などの条件がマッチしないと性能が出ないのではないかと思っています。
それらを考えると、同じ画角のレンズであっても複数を使い分けることになる、それを私的にはレンズ沼のさらに奥にある森といいます(^^





Commented by zbjsower at 2018-08-31 04:07
Maruさん

色々と興味深くコメントを拝読させていただきました。
Maruさんは、24-35はもう使っていないのですねぇ・・・
24-35は、手放した今でも、私の中ではズームレンズとしては、とても素晴らしい描写をしてくれるレンズだったなあ・・・と思っています。
もちろん欠点もあって、逆光時のゴーストが出ると見るに堪えない場合があったり、後はやはりズームがあまりにも短くいくせに大きく重いという所は気になりました。
そして、ボケ具合は悪いという事はないのですが、単には当然敵わないので・・・それなら24mmか35mmの単を持ち歩いた方が・・・と、なってしまうんですよね^^;

それにしても・・・
カメラが違うと絵が違って感じるというのは実感していますが・・・
同じレンズでも製造年月日で違いがあるという個体差の話になってくると、これはもうレンズ沼というより、まさに森なのかもしれませんね(笑)
私も手放したレンズをまた使ってみると、違った印象を受けるのかも知れません。
そして、スイートスポットというのも分かる気がしました。
このレンズ、こんな凄い描写をするの!?と、ビックリするような時があったり、逆にガッカリしてしまう時もあったり・・・
現像時にこのガッカリ感が多くなってくると、次第にそのレンズを使わなくなってしまいますけどね^^;
ちなみにですが、今私が使っているレンズで、一番満足度の打率が高いのは、35L2かなと思います。
これは使えば使うほど、35Artとは違うなあ~と思わされています。
Commented by gekko_skul at 2018-08-31 21:55
35L2型はブログを拝見していてもその優秀さが分かるので、実機ならば感動もひとしおでしょうね。
レンズやカメラをポンポン買ってる身で言えないですが、良いなと思いつつシグマの三倍のプライスタグに躊躇してしまってます^^;
Commented by zbjsower at 2018-09-01 08:17
Maruさん

35mmというのは大好きな焦点距離だったので・・・
35L2は、子どもたちが成長して行く姿をしっかり残しておきたいという気持ちから、頑張って購入した思い入れのあるレンズです。
35Artで一番不満だったのはAFの精度でしたが、これが一番の大きな差でしょうか。
私の持っているEFレンズの中でも、35L2のAF精度はピカイチのような気がします。
後、やっぱり新型純正レンズの防塵防滴は安心出来ますね^^
Commented by gekko_skul at 2018-09-02 01:35
AF精度は頷けます、ピントの合わないレンズは機会を台無しにします。
幸い今の35Aは問題なく使っていますが、モデルチェンジ前のシグマ50/1.4はフォーカスシフトがどうにもならず、吐き出す絵柄が気に入っていただけに泣く泣くお別れしました、最近ではタムロン35ですね、あれもタップインコンソールが手に入らなければ防湿庫の中で放置でした。
EF35f1.4は相当に評価が高いので、買って後悔はないでしょうね。
35mmはどのメーカーも力を入れてくるので、ベテラン向けレンズは、(ハイアマの表現は私の周りでは通じなく、日本独自の言葉なので使う事に抵抗があります)、ハイレベルな競争となっていますね。

先日の85mmが未だ未知数な部分はありますが、個性があって良かったので、先程、ツァイスの35/1.4を注文しました。

仕事で使うのはピント合わせが遅すぎて無理なのは分かっています、MFの時代では無いです。
仕事で撮るほとんどは、米軍仕事です、陸海空海兵隊、全てをやりますが、どれも素早い機動の機体や車体、人間も素早くて、AFでも厳しい場面がありますし、夜間も悪天候もあります。
その合間に人伝で依頼されてくるポトレで、殆どは素人の外人さんのヌード撮影です、これはプロのモデルさんでは無いのでリードとリズムが要求されますし、相手の想定以上の結果を悟られずに出さないとならない、撮影技術以上に頭脳労働な部分があります、昔はカメラの出来も今ほど優秀では無かったので、撮影者の技量が占める割合も大きかった、今は感性以外の部分、機材の点では素人、プロの差が少ないし、情報も溢れている、その中でMFに拘ったら次から仕事が来ない。

ただ、プライベートでの写真に対する向かい方は変わってきている気がします、一写入魂とか大嫌いですが、大量生産される商業写真を私生活に持ち込むのが嫌になったといいますか、確実さよりも丁寧さを優先したい気になってきています、それがプライベートの趣味で撮るならば人の知った事ではない、各々お好きにどうぞだと。
ならば被写体にもよりますが、MFが数本あっても良いのではないかと、そのような思いに変わってきています。

レンズ沼やレンズの森を抜けると、その先は原点に戻る、そのような気がしてます
長文失礼致しました^^



Commented by zbjsower at 2018-09-02 08:31
Maruさん

ピントが合わないレンズは台無し・・・
ホントそうですよねぇ~;;
良い瞬間を撮れた!と思っても、ピントを外しているだけで、もうボツですもんね;;
35Artは、3~4mくらいの距離でうまくピントが合わない事が多く、そして子どもの動きにAFが追従しきれない場面が多かったです。
描写力に関しては、EFとはまた違った味わいがあって、良いレンズだったなあ~と思っています。

そして・・・ツァイスの35mm!!
購入されたのですね!
なるほど、プライベートで向き合うレンズですか。
撮影がお仕事という事なら、なおさらという事なんでしょうね~~。
それにしても、Maruさんはプロカメラマンだったのですか!!
カメラ機材が尋常じゃないのも、なるほどとうなずけます。
そして、私には全く分からないジャンルの撮影は、どんな世界なんだろう??と、興味と憧れが尽きません。
ただ、プロの場合は失敗が出来ないという事は十分に理解出来ます。
そんな場所でMFレンズを・・・というのは、確かにリスクが高くチャンスを逃す可能性が高いですよね。
でもでも、だからこそ、プライベートでは、とことんこだわったレンズで撮りたい!というところでしょうか。
私も趣味で撮っている写真だからこそ、単焦点メインです。
Maruさんの興味深い写真への取り組み方、こだわりが覗けた気がしました。
ありがとうございます。
by zbjsower | 2016-10-07 20:56 | カメラ・レンズ | Comments(10)

登山が趣味。写真が好き。ちびっ子たちと元気に歩む日記ブログです。


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