子供撮り用の交換レンズは・・・
2016年 02月 26日
小さな子供撮りには、どんなレンズ(デジタル一眼フルサイズ用)がいいのかなあ~
ベストはこれ!!とは、なかなか言えないけれど、私の中ではやっぱり35mmF1.4に回帰してしまうのかもしれません。
さて、まずは望遠レンズから。
使い始めて間もない”EF135mm F2L USM”は、なかなかその画角に慣れなくて、正直まだ使いこなせてない感じがします。
135mmというのは、公園などで遊ぶ子供を、少し離れた場所からカメラをあまり意識させないで狙う事が出来る距離なので、
距離を保って撮影出来るならいい感じで撮れたりしますね。
しかし、動き回る子供を上手く収めるのに、単焦点レンズだとちょっと大変なので、シャッターチャンスを優先して撮るのなら、
やはりズームレンズに大きく軍配が上がりそうな気がします。
ただ・・・このレンズのF2という明るさと、最短距離0.9mには魅力がありますね。
望遠ズームには無い明るさと距離で、これを味わってしまうと、F2.8ズームでは満足出来なくなってしまうのではと思ってしまいます。
さて、一方で広角レンズはというと・・・
使い始めて2ヵ月余りの”SIGMA 24-35mm F2 DG HSM | Art”が、だんだん分かってきました。
明るさがF2という驚異的な24-35mmArtは、高性能単焦点レンズ並みの描写力を誇り、
絞り込んだ風景撮影などでは、その鮮鋭な描写は35mmArtと比べても全く区別が付かないくらいです。
そしてF2という明るさは、ズームレンズではこれまでになかった世界で、もうF2.8には戻れないと思ってしまいますね。
しかし・・・
そのボケを生かした人物の撮影などでは、健闘はしていますが、やはりズームレンズの壁を超えられないかなあ~と思っています。
どんなに頑張ってもF2が限界という事もあり、さすがにF1.4の35mmArtとは表現力に顕著な差を感じてしまうのです。
”SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art”の、F1.4の描写を見てしまうと、やっぱりこれはF2ズームとは次元が違うと思わざるを得ません。
35mmという焦点距離なら、子供と接する自然な距離で撮影出来るのが魅力。
これは、同じF1.4でも標準レンズの50mmだと少し遠くなりすぎます。
室内で小さな子供を撮るとしたら、焦点距離とボケのバランスがベストな感じがする35mmF1.4。
旅行や記念写真などオールマイティに使うなら、その利便性と画角による表現の幅から、真っ先に24-35mmArtを持って行きますが、
何気ない日常をポートレイト風に撮れるのは、35mmF1.4ならではの世界のように思いますね。
同じ35mmでも、ズームのF2と単焦点のF1.4。
この差は数値上では僅かな差のように思えますが、その違いはまるで次元が違う世界のように大きな差があるように思います。
子供の成長は待ってくれないとよく言われますが、せっかくデジタル一眼で写真に残すなら、記録写真では終わりたくないですよね。
子供撮り用のレンズは、子供の成長と共に、そのベストレンズが変わってくるのかもしれませんが・・・
現在において、レンズ1本だけ!と言われたら、24-35mmArtになりそうな気がします。
そして特別な写真を撮りたい時に、私が最初に持ち出すのは、間違いなく35mmArtだなあ~と思いました。
撮影機材:Canon EOS 5D Mark II +SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art,SIGMA 24-35mm F2 DG HSM | Art,EF135mm F2L USM
by zbjsower
| 2016-02-26 18:06
| カメラ・レンズ
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