白き巨大な浅間山と大展望 黒斑山~仙人岳

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白く雪を被った怒れる浅間山は、近寄れないが故に、益々その存在感を誇っているよう。


巨大な浅間山と広がる大パノラマを堪能しながら、その外輪山の白い雪の頂の上を歩き続ける、魅力のコースがここにありました。













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2016年2月8日(月)の山行記録です。


群馬県と長野県の県境にある浅間山の、登山口である車坂峠にやって来ました。









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高峰高原ビジターセンターの駐車場から、6:40、夜明けと共に出発です。









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車坂峠は標高1973m。既に雪で真っ白です。









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噴火警戒レベルは2。


昨年4月に初めて来た時(浅間山 車坂峠からの周回コースにチャレンジ)は、まだ浅間山(前掛山)まで登る事が出来ましたが、

現在は噴火の影響で「賽の河原」までしか近寄る事が出来ません。









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今回は本格的な雪山という事もあり、展望の良い仙人岳まで歩いて戻って来る、比較的楽なコースにしてみました。









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登山届をしっかり入れて、さあ出発です。









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今回も往路は景色のいい表コースで進みます。









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しばらく進むと、木々の合間に朝焼けの景色が広がって来ました。









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一際目を引く先月登った北八ヶ岳の蓼科山と、その右に続く白い美ヶ原高原の奥には北アルプスの山々が光っています。









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そして、八ヶ岳連峰から左の方に目をやると、朝日に輝く雲海の中に富士山が顔をのぞかせていました。









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こんな遠くにあっても、やっぱり日本一の山は存在感がありますね。









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車坂山を越えると、これから向かう黒斑山(くろふやま)が見えてきました。









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どんどん登って行くと、山間の雲海の中に四阿山(あずまやさん)の姿と、その奥には北信五岳などが見えてきます。









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八ヶ岳や美ヶ原高原などの景色は、よく見渡せる高度になってきましたが、だんだん雲がかかって来ています。









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さらに登って行くと、背後には白い北アルプスの壁が連なっている光景が。









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しかし・・・せっかくのアルプス大白波なのですが、だんだん雲が広がってきてスッキリ見えないのは残念でした。









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そして、しばらくすると、輝く朝日の横に白い浅間山の姿が見えてきました。









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何度見ても、この浅間山は存在感が凄いなあ~と思います。









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8:09、槍ヶ鞘に到着。









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ここからの景色は、浅間山の大絶景を見れる最初の場所のハズなのですが、突然ガスが広がって来て真っ白になってしまいます。









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休憩がてら、しばらくガスが晴れるのを待っていましたが、一向に好転する兆しがありません。









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仕方が無いので諦めて、ここからトーミの頭から左に稜線が続く黒斑山へのルートを進んで行きます。









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トーミの頭への道は中々の急坂。









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息があがる急登ですが、美しく映える白と青の景色が、その疲れを忘れさせてくれます。









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トーミの頭が目前に見えてきました。









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8:31、トーミの頭に到着。

ですが・・・またしても辺りはガスで真っ白になってしまいます。









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ここでもしばらくの間ガスが晴れるのを待ってみましたが、その甲斐もなく、諦めて黒斑山に向かう事にしました。









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13分ほど歩くと、浅間山監視カメラの場所に到着しました。









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ここからは巨大な浅間山の姿が見えますが、ガスに包まれて頭しか見えません。









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そして、監視カメラから僅か3分、8:54に黒斑山山頂(標高2404m)に到着です。









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外輪山の中では一番標高が高く、浅間山の見晴らしはいい山頂ですが、あまり広い場所ではありません。









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白いガスに包まれた浅間山の、その山頂を望遠で覗いてみます。


前掛山(第二外輪山)の奥にある、白い蒸気が立ち上がっている噴火口まで、ハッキリとよく見えました。









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歩いて来た方向の展望も、手前下は白いガスに包まれています。









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その遥か先に見える富士山も、その姿は雲に包まれ、まるでベールを被っているかのようでした。









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少し休憩した後は、黒斑山を後にして先に進みます。









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連なる外輪山の稜線を歩きながら黒斑山を振り返ったところ。


だんだんガスが引いて、素晴らしい景色が見えてくるようになってきました。









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そして、ようやくその全貌を現した、白き巨大な浅間山です。


浅間山は凄まじく圧倒的な存在感を放っていて、恐らくここに居る誰もが無視出来ずに目を引き寄せられてしまうのではないでしょうか。









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そんな浅間山を横目に、気持ちのいい稜線歩きを続けます。









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黒斑山がだんだん遠くに見えるようになってきました。









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そして、連なる外輪山の終点である鋸岳が、だんだん近くに見えるように。









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そしてようやく、蛇骨岳が見えて来ました。









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9:49、蛇骨岳(標高2366m)に到着です。









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山頂とは言い難い場所ではありますが、広く開けています。









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蛇骨岳の岩の上から、浅間山を臨む景色。









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谷川岳や栃木の方角は、厚い雲海に覆われて判然としません。









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北の方には、四阿山の向こうに北信五岳や、雲の向こうに白根山などが顔を出しています。









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富士山の方向は、相変わらず遥か遠くで富士は雲を被っているものの、雲海が広がる遠景が綺麗です。









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蛇骨岳は黒斑山より標高は低いですが、このように大展望が広がる気持ちのいい頂きでした。









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そしてさらに、外輪山の稜線を進んで仙人岳を目指します。









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白い稜線を進みながら振り返ると、黒斑山から随分下って来たのが分かりますね。









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徐々に姿を現してきた、蛇骨岳では見えなかった北アルプスの白い山壁。


蛇骨岳から仙人岳へのコースは遮るものが無いために、冷たい暴風に晒されながら進んで行く事になります。









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巨大な浅間山をバックに、小さな仙人岳が見えてきました。









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10:26、仙人岳(標高2319m)に到着です。









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ここからは、さらにJバンドのある鋸岳へのトレースが続いていますが、今回はここまでで折り返しとなります。


相変わらず栃木の方角は厚い雲海が広がっていますね。









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嬬恋村が広がる先の四阿山や、雲海に浮かぶ白根山が広がる大展望。









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そして、北信五岳と北アルプスの白い壁が広がっています。









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四阿山から北信五岳の名だたる山々が沢山並んでいますが、どれも経験の無い山ばかりです。









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白馬連峰などが連なる、堂々たる北アルプスの山々。









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北アルプスは、まだ秋の唐松岳しか経験がありませんが、いずれ色々行けるようになりたいものです。









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ぐるっと視点を変えて南の方を見渡すと、正面の剣ヶ峰の向こうには、富士山を中心に雲海の山並みと、八ヶ岳の奥には南アルプスが。









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遥か遠くの富士山は、ようやく雲のベールを脱いで姿を見せてくれていました。









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そして目の前には、巨大な白い浅間山が圧倒的な存在感を誇っています。









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いつまでもここに居たいと思ってしまう、大パノラマが広がる仙人岳。


30分以上留まってその大絶景を堪能していましたが、だんだん身体が冷えてきたので、そろそろ引きあげる事にしました。









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蛇骨岳への稜線歩きは、気持ちがいいけど冷たい暴風との我慢比べ。









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蛇骨岳に着いた頃には指先が冷え切って、カメラのシャッターを切るのもままならないくらいでした。









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蛇骨岳から黒斑山へのコースに入ると風が止むので、だんだん身体も暖かくなってきます。


私の場合辛かったのは指先だけだったので、今後はもう少しその辺の装備に改善が必要かなあ~と思いました。









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どんどん進み、だんだん黒斑山が近くなってきます。









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そして11:47、黒斑山に戻ってきました。









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黒斑山山頂から、歩いてきた外輪山の稜線の景色。


栃木の方角は、相変わらず厚い雲海が広がっています。









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黒斑山から正面に見える浅間山。


我を見よ!!と言わんばかりの、圧倒的な存在感を放っています。









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南の方を見てみれば、富士山はまたしても雲に覆われて姿を消してしまっていました。









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さらに、トーミの頭を目指して進んで行きます。









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12:01、トーミの頭に到着です。









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トーミの頭に立ち、歩いて来た外輪山の山々を見返します。









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そしてこれが見納めとなる浅間山。


もしかしたら、浅間山が一番美しく見えるのは、このトーミの頭からかもしれません。









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トーミの頭からは、眼下にある牙山や剣ヶ峰がよく見えます。









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槍ヶ鞘の方に目を向けると、八ヶ岳や美ヶ原高原などが。









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さらに右に目をやると、その先には北アルプスの白壁が続いています。


朝はガスに包まれていましたが、復路では素晴らしい大展望を堪能出来たトーミの頭でした。









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さて、下山は槍ヶ鞘の手前から、中コースに入って行きます。









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中コースは歩きやすい道ではありますが、しばらくの間は木々に遮られて面白味の無いコースです。









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しかし20分ほど歩くと、北アルプスをバックに、車坂山とアサマ2000スキー場が見渡せる場所に出てきます。









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その後はあまり展望がいい道ではありませんが、歩きやすいのはいいですね。


黒斑山を振り返りつつ、雪の中をザクザクと進んで行きます。









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途中で道標がこんなにも雪に埋まっている所を通過。


思っているより雪は積もっているようです。









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そして、建物や道路が見えてきて、何となくゴールが近そうだなあ~と思ったら・・・









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高峰高原ビジターセンターの駐車場前に出てきていたのでした。









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12:57、ゴールの駐車場に到着です。


お疲れ様でした~。









今回の車坂峠~黒斑山~仙人岳のコースは、危険も少なく比較的楽で、雪山初級者にも優しいルートなのに、

素晴らしい大展望が味わえる魅力あるコースだと思いました。



浅間山は、昨年4月の残雪のある時期にも周回しましたが、

こんなにも感動してしまうと、また違う季節(夏や秋)にも来てみたいと思わされます。


ここに来ると、またあの強烈な磁力を持つような、巨大な浅間山の姿を見せつけられる事になるのでしょうが、それもまた楽しみですね。









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【GPSデータより】

時刻:出発6:40 到着12:57
合計時間:6時間17分(休憩約1時間27分を含む)
合計距離:8.56km
標高:最高点2404m 最低点1966m
累積標高:上り631m 下り623m









撮影機材:Canon EOS 5D Mark II +SIGMA 24-35mm F2 DG HSM | Art,EF135mm F2L USM

Commented by まや at 2016-02-20 05:13 x
素晴らしい冬山登山ですね
山は見るものの私です 感動しています
Commented by zbjsower at 2016-02-21 12:45
まやさん
ありがとうございます。
素晴らしい景色に、もっと広角のレンズがあったらなあ~とか色々思ってしまいました。
雪山は普段とは違う景色が見れるので、やっぱりいいですよね。
Commented by うるる at 2016-02-21 20:10 x
こんばんは~
いいなぁ~、浅間山。
ヤマレコでも頻繁に登場しているので、一度行ってみたい山ですが、こちらからだとちょっと遠いです。
あの
ゴマプリンのようなのもいいけど、トーミの頭からの真っ白な浅間山も素敵ですねぇー。
最初ガスで見えなかったけど、結局全容が眺められて良かったですね。
ちなみに、写真を見ると歩行ルートは分かっていて迷いそうな感じではないようですが
皆さんはスノーシューとかワカンとかを履いていたのでしょうか?
 益々羨ましい景色です。 でも、こうやってクリアーな景色を眺められて、
無理して行かなくても、その気分が味わえるのでそれもいいかなぁとも思いますよ。

Commented by zbjsower at 2016-02-23 22:15
うるるんさん
やっぱり遠方になると、なかなか足を延ばしにくいですよね。
私も行きたいところは色々ありますが、遠いところは難しいです。
天気予報をしっかり見て山行しているのですが、やっぱり山の中の天気は難しいですね。
歩行ルートは、さすがに人気の山だけあってトレースがしっかりあり、迷うことはないだろうと思います。
トレースを外れた場所は膝まで埋まったりもありますが、ルート上はアイゼンで簡単に歩けましたね。
というか・・・スノーシュー等は未だ持っていないので、アイゼンで行ける場所を探してここを選びました。
絶景が見られる割に比較的安全で、雪山初級者でも歩きやすい場所だと思いました。
Commented by 少彦名 at 2016-02-23 23:33 x
息をのむ風景というのはこういうことを言うんですね
しかしよくこんなところを一人で歩こうと
自分の裏山でも雪の中なら心細くて泣けてきます
Commented by zbjsower at 2016-02-26 12:50
少彦名さん
山に登るのは、やっぱり感動的な景色が見たいなあ~という気持ちが強いかもです。
そして、もちろん誰かと一緒に感動を分かち合うのも楽しいのですが、一人で歩くのも自分のペースで自由に出来るので気楽ですね。
少彦名さんのように雪山が生活の一部になっていると、また感じ方が違うんだろうなあ~と思いました。
by zbjsower | 2016-02-18 22:32 | 群馬県の山 | Comments(6)

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