恵那山

c0369219_21010638.jpg

長野県と岐阜県にまたがる中央アルプス最南端にある”恵那山”は、天照大神が産まれた胞衣 (えな)を納めたという伝説があり、

それがこの山の由来となっているという信仰の山だそうです。


”日本百名山”と”新・花の百名山”に選定された、標高2,191mの美濃最高峰ですが、針葉樹が多くて展望はあまり良くないと言われるこの山。

はたしてどんな風景を見せてくれるのかと、冬景色を期待しつつ訪れてみる事にしました。








2015年12月19日(土)

やっと山歩きに行ける機会が出来たので、どうせならこの季節なので雪を見たいと思いましたが、

あいにく人気のある山(谷川岳、八ヶ岳など)は、天気がイマイチのようで・・・

さんざん探してみた所、天候が良く雪がありそうで身の丈に合った場所は、恵那山(えなさん)しか無いという事になりました。


埼玉の自宅からは、車で片道4時間程度。(渋滞なしの場合)

日帰りで行くにはなかなか気合いが入る場所なので、良い登山になる事を願うばかりです。









c0369219_22230740.jpg

さて、今回選んだルートは、長野県側から登る”広河原ルート”です。

林道ゲート前にある駐車場(無料)を出発したのは7:06。

土曜日ですが先行車は1台のみだったので、あまりこの時期は混雑しない山のようですね。









c0369219_22332406.jpg

しばらくはゲート内の林道(舗装路)を歩いて行く事になります。









c0369219_22355493.jpg

天候は念入りに調べた予報通りで、今日はいい天気になりそう。









c0369219_22392880.jpg

林道を歩き進むにつれて、一部路面が凍結していたり薄く雪が積もっていたりし始めました。

このトンネルをくぐると、もうすぐ登山口です。









c0369219_22473614.jpg

7:33、林道を歩く事30分弱でようやく登山口に到着。









c0369219_22532240.jpg

登山口はそのまま川(木谷川)の入り口になっていて、河原に降りて小さな橋を渡って川を越えて行きます。









c0369219_23033612.jpg

凍っていると滑りそうでちょっと怖いですが、雪は新雪のような感じで大丈夫でした。









c0369219_23063787.jpg

7:44、ようやく山間から太陽が顔を出します。









c0369219_00203412.jpg

登山口から20分ほど歩いた所で、恵那山までの標識が現れました。

1/10・・・という事は、単純に計算すると残り3時間くらいで山頂なんだろうか。









c0369219_00264641.jpg

この冬の冬期登山は初めてなので、何気ない道端の霜柱も新鮮に感じます。









c0369219_00301399.jpg

2/10。









c0369219_00311144.jpg


3/10。

だんだん雪も深くなって来ましたが、新雪のようなフカフカなので、凍って滑るような事はありません。

(ちなみにこの日、山で会った人は10人程度でしたが、だれもアイゼンを履いている人はいませんでした。)









c0369219_00391492.jpg

だんだん木々の合間から山並みが見えてきました。









c0369219_00461000.jpg

4/10。









c0369219_00470140.jpg


ようやく木々に覆われた道を抜けました。


先に見えてきた山は恵那山でしょうか。









c0369219_12473124.jpg

開けてきた展望が嬉しくて、ついついあちこちで立ち止まって写真を撮りまくります。









c0369219_12581555.jpg

東の方角に広がる南アルプスの山々が綺麗でした。









c0369219_13020510.jpg

9:14、約半分の距離の場所であろう5/10を通過します。









c0369219_13065668.jpg

やっぱり展望の開けた尾根歩きは気持ちがいいです。









c0369219_15471893.jpg

振り返ると青空の下、アルプスの山々がまるで海の波のようにどこまでも広がっています。









c0369219_15551547.jpg

手前から左奥に向かって中央アルプスの山並みが連なっていて、正面奥には南アルプスの山並みが横たわっています。









c0369219_16104655.jpg

気持ちがいいなあ~









c0369219_16122425.jpg

歩いているとポカポカしてきますが、気温は案外低くて笹の葉の先にはつららが出来ていました。

山歩きをするには、キリリっとする冬の澄んだ空気は気持ちがいいですね。









c0369219_16214626.jpg

6/10。









c0369219_16395989.jpg

風に吹かれて、霧氷がキラキラと飛んでいます。









c0369219_16443448.jpg

中央アルプスなどの北の方は、天気予報通りに雲が厚くかかっているようです。









c0369219_16481274.jpg

恵那山山頂の方は、木々がまるで白く薄化粧をしているようですね。









c0369219_16520189.jpg

7/10。









c0369219_16550929.jpg

相変わらず、南アルプスはハッキリ姿を現しています。









c0369219_16580102.jpg

しかし、中央アルプス(ここも中央アルプスの南端ですが)は、やっぱり雲に覆われてずっと見えないまま。









c0369219_17013015.jpg

このポイントからは、御嶽山や北アルプスが見えるハズなのですが、ここも雲に覆われていて残念な光景でした。









c0369219_18295120.jpg

頭上を見上げれば、太陽の光を受けて透き通るように光る霧氷が美しかったです。









c0369219_18414279.jpg

さらに、白く薄化粧をしたような樹林帯の中に入っていきます。









c0369219_18454791.jpg

8/10。









c0369219_18472422.jpg

9/10。

あと一息です。









c0369219_18510023.jpg

そして10:58、恵那山山頂に到着しました。









c0369219_18560356.jpg

10/10、標高2,191m。(しかしこの場所は、実際は標高2189.8mだそうです)









c0369219_19020622.jpg

一等三角点は広場の真ん中にありました。









c0369219_19124505.jpg

三角点の近くには、随分立派な展望台があったので期待して上ってみます。









c0369219_19150639.jpg

むうっ なかなか木々が高いなあ~









c0369219_19170484.jpg

というか・・・全然見えないw









c0369219_23182426.jpg


山小屋(避難小屋)の方に向かうルートの方向には社があります。









c0369219_19245354.jpg

いやぁ~360°見事にどこも見えません。


これは展望台の意味があるのだろうか・・・

肩透かしを食らったような山頂展望台を後にして、避難小屋の方に向かいました。








c0369219_19265243.jpg

恵那神社奥宮本社を越えて進みます。









c0369219_19345651.jpg

青空に映える、樹木の霧氷が綺麗です。









c0369219_19400448.jpg

霧氷の樹木が立ち並ぶ中、ひっそりと小さな富士社が佇んでいました。









c0369219_19430848.jpg

ああ~・・・ここはなんだか別世界のようです。









c0369219_19473936.jpg

そして11:18、避難小屋の広場に到着しました。









c0369219_19525180.jpg

避難小屋の裏には、大きな岩の展望台があります。









c0369219_19535625.jpg

展望岩からの東方向の景色。


実はさらにこの上の岩の上にも立てそうだったのですが、足場が悪く平らではないし雪が積もっているので、無理をせず止めておきました。









c0369219_20031138.jpg

展望岩の上から避難小屋の方(東南の方向)を見下ろすと、こちら側にも眺望がありました。










c0369219_20054463.jpg

せっかくなので、記念写真を撮ってもらいます。(ありがとうございましたm(_ _)m)


こうやって見ると、カメラを入れているウエストバッグが異様な大きさに見えますねw


まあ、そもそもヒップバッグを前にして着けているのでシルエットにちょっと無理があるのですが、

これが意外に腰上(ベルト上の位置くらい)で吸い付くようにフィットするので、実際よりも軽く感じて楽なのです。


上着はベース2枚の上に超軽量ウインドブレーカー(EXライトウインドパーカ)のみ。

ちょっと蒸れやすい生地なのですが、このくらい寒い時の行動着なら丁度良く、脇のベンチレーションが絶妙に快適でした。









c0369219_20361013.jpg

そしてさらに、恵那山最高点を目指して前宮登山道方面(岐阜県側)に向かいます。









c0369219_20402351.jpg

展望岩のすぐ裏の辺りにある熊野社。









c0369219_20424080.jpg

そして11:39、熊野社から5分くらいで神明社に到着しました。


ここが恵那山最高点の標高2,191mになるそうですが、何の標識も目印も無いのでちょっと分かりにくいですね。









c0369219_20495950.jpg

この社横のわずかな展望スペースからの眺めは、素晴らしく壮観でした!!


これは前宮コース方向の北西の方角です。









c0369219_20525731.jpg

南西の方角。

おそらく伊勢湾などの海が見えています。









c0369219_21001228.jpg

南の方角。









c0369219_21031946.jpg

東南の方角。


山頂の展望が良くない言われる恵那山ですが、最高点ではこのように霧氷の樹木越しに見える、壮大な展望があったのでした。









c0369219_21105623.jpg

この日、恵那山に来て良かったなあ~


霧氷の樹木に囲まれた狭い展望ポイントの中で、しばらくの間、時間を忘れて立ち尽くし、感動してしまっていました。


さすが百名山というべきか、まだ冬の薄化粧の恵那山ですが、想像以上に感動の光景を見せてくれたと思います。









c0369219_21141886.jpg

その後は、避難小屋広場まで戻って、暖かいお日さまの下でのんびり食事休憩を取りました。


そして休憩後の12:09に、登りと同じコースで下山開始です。









c0369219_21173623.jpg

利用しませんでしたが、広場の隅には立派なトイレが設置されています。









c0369219_21211706.jpg

今更ですが、恵那山山頂周辺の案内図がありました。


なるほど~ フムフム。









c0369219_21355222.jpg

案内図の富士山という記載を見て、富士社の辺りから樹木越しに富士山を探して覗いてみます。









c0369219_21384184.jpg

南アルプスの向こうに、ひょっこり頭だけ見えている富士山が見えるでしょうか?(写真右側の方)


写真を等倍にトリミングしてみたのですが、24mmで撮った写真だったので、それでもかなり小さいですね^^;









c0369219_21444834.jpg

相変わらず霧氷の樹木が立ち並ぶ光景が美しいです。









c0369219_21471815.jpg

来る時は気が付かなかった葛城社。









c0369219_21485548.jpg

一等三角点の山頂に戻って来ました。


念のため、もう一度展望台に上ってみましたが、やはり何も見る事が出来ませんね。









c0369219_21522726.jpg

さらに下って行くと、登りでは覆われた雲で見えなかった中央アルプスがハッキリと見えて来ました。









c0369219_21574626.jpg

更には、どっしりした御嶽山や北アルプスの山々までしっかり見渡せます。









c0369219_22404718.jpg

青空の月の下に、南アルプスもクッキリです。









c0369219_22440733.jpg

わぁ~ 気持ちがいいなあ~









c0369219_22455477.jpg

広がる大絶景を正面に眺めながら、ゆっくりと下って行く広河原コース。










c0369219_22520315.jpg

白い雪をかぶった南アルプスの山並みがまるで大海の大波のようで、青い空に浮かぶ月と共に、とっても印象的です。


幾度も立ち止まりながら素晴らしい光景の登山道に感動し続け、名残惜しく下山して行ったのでした。








c0369219_08111505.jpg

そして、ゴールの駐車場に着いたのは14:46。

思っていたよりも時間がかかりましたが、あちこち写真を撮りながらなので、このくらいはかかるのかもしれません。



今回、まだ厳冬期になる前の恵那山でしたが、素晴らしい光景の場所にノーアイゼンで安全に登る事が出来て良かったです。

鮮烈に思い出に残る冬景色を見る事が出来て、来て良かったなあ~と何度もしみじみと感じ入った、良い登山となりました。











c0369219_23352009.jpg

【GPSデータより】

時刻:出発07:06 到着14:46
合計時間:7時間39分(休憩約45分を含む)
合計距離:11.57km
標高:最高点2191m 最低点1153m
累積標高:上り1085m 下り1078m








撮影機材:CANON EOS 5D Mark II +SIGMA 24-35mm F2 DG HSM | Art











Commented by うるるんjr at 2015-12-28 22:17 x
こんばんは~、お久しぶりです。
遠路はるばる恵那山にのぼられたのですね。ビックリです。
恵那山は私の家からも百名山の中では近い山ですが、山頂からの眺望が良くないという話を聞いて、いずれ登ろうかなぁという感じでした。その直ぐ南に位置した大川入山には数回のぼっていますが。

でも、写真を見ていると直ぐにでも登りたくなってきました。
霧氷も綺麗でしたし天候にも恵まれて良かったですね。
ところで、このカメラとレンズ・と一番は写真を撮る構図・・・がいいなぁと改めて思いました。
そして、片道4時間・・・お疲れ様でした。
Commented by zbjsower at 2015-12-28 23:50
うるるんさん お久しぶりです^^
うるるんさんのお住まいからは近いような気がしていたので、恵那山はとっくに登られているのかと思っていたのですが、まだだったのですね。天候や条件に恵まれたせいもあるのかもしれませんがとても印象に残った良い山でしたよ。機会があれば是非おすすめです^^
実は後で知ったのですが、避難小屋山頂付近で他にも展望ポイントがあるそうですし、展望岩の一番上に立てるなら、さらに広大な眺めが見られるのではないかと思います。

このレンズは発売されてからずっと欲しくて、この冬にようやく手に入れたものなのですが、24mmという画角に馴染みが無いので試行錯誤しています。
今回登山に初めて使いましたが、思った以上に24mmが大活躍してくれて驚きました。(これなら24mmの単焦点でも良かったんじゃないかと思うくらいです)
逆光にも非常に強くて積極的に構図に取り入れられるし、まだまだこれから勉強していかなきゃですが、良いレンズに出逢ったなあ~と思っています。
by zbjsower | 2015-12-26 00:16 | 山・登山 | Comments(2)

Where will we go today


by Hide
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31